その小さな存在は、豊かな人生のカギを握っている!
『kiitos.』vol.24の特集テーマは「菌と、きれいになる」
ウェルネス&ビューティマガジン『kiitos.(キイトス)』最新号vol.24が発売中! 普段あまり意識することはないけれど、私たちの身のまわりには「菌」に分類される生き物がいっぱい。さらには、腸内細菌や皮膚に膣の常在菌など、人体の至るところにそれらが棲息していることも最近では広く知られるようになった。それなのに、「菌」についてまだまだ知らないことだらけ。「菌」はそこで何をしている? 「菌」のしていることは私たちにどんな影響を与えている? そんな疑問を掘り下げていった先には、人間が豊かに生きていくための知恵が見つかる。今日もともに生きている、小さく愛しいその存在に熱いまなざしを向けてみよう。
CONTENTS
01
「菌とは、なにもの?」
新型感染症の蔓延という、予想もしなかった世界に放り込まれた私たち。「殺菌・除菌」という概念が瞬く間に拡がり、ともすれば菌=悪者だ! という認識を持つ人も出てきた様子。でも、その見方って正しいの? そもそも「ウイルス」と「菌」って同じもの? 私たちの身体に棲む菌たちって? 微生物研究者の伊藤光平さんに、「菌とは何か」を伺った。
02
「うんちが教えてくれるヘルシーライフのヒント」
微生物と人間はともに生きている。その理由を理解したら、次は菌とどのようにつき合うべきかを考えていこう。そのヒントが隠れているのが便(うんち)の中。目には見えない腸内細菌たちの状態を、身体の中を旅してきた便が教えてくれる。毎日少しでも便を見るクセをつけて、生活習慣や食生活の見直しの指針にしよう。
03
「腸内細菌と食事の深い関係」
私たちの全身に影響を与える腸。そこには約1000種類、100兆個の細菌が存在し、腸のコンディションに深く関わっている。そして腸内細菌のバランスをコントロールしているもののひとつが食べ物。心も身体も健やかに保つために、腸とそこに存在する菌が喜ぶ食事法を実践しよう。料理家・黄川田としえさんが指南する菌ケアレシピもご紹介。
04
「皮膚常在菌を、味方につける。」
別に何もしていないのよ、と言うのにいつでも肌がきれいなあの人。その秘密は、もしかしたら「菌」にあるのかもしれない。そう思ったらいてもたってもいられなく、イイ肌と菌の関係が知りたくなった。 私たちの肌に存在する無数の菌たち。彼らがどんな働きをしているのか? 肌育成スペシャリスト・川上愛子さんに詳しく聞いてみた。
05
「そのお悩み、“膣の常在菌"が原因かも?」
ヒリヒリかゆい、何だか臭う、おりものがいつもと違う…人には相談しにくい、フェムゾーンにまつわる悩みは、実は膣の常在菌と深いつながりがあり、日本特有の気候や生活習慣、ストレスが原因となって、バランスを崩してしまうことから起こるもの。我慢や見て見ぬふりをしてやり過ごさずに、まずは膣の常在菌のメカニズムを知るところから。
06 「気持ちいいカラダ」
いま日本人女性のセックス頻度の減少と性欲の低下が新たな問題となっている。性欲は、食欲・睡眠欲と並んで三大欲求のひとつであり、本来、心身の健康を語るうえで絶対に無視できない重要なファクターだ。セックスを語らずして、健康を語ることなかれ。自分の身体を愛して、解放して、守るために。いまこそまっすぐに性と向き合おう。
07
「マスクを取る日のための口元ケア」
世の中が落ち着き、少しずつマスクを外す機会が増えてきたこの頃。マスク生活に慣れて、外すのをためらうことってない? 長らく続いたマスク生活でもたらされた「たるみ」「食いしばり」などの弊害を振り払い、自信を持って過ごせるように、いまこそ日々のオーラルケアを見直そう。口元ケアを徹底することが、笑顔の似合う自分になる近道に。
08
「ひさしぶりにアウトドア」
今年の夏こそ、活動的に過ごしたいと考えている人も多いはず。青空の下で遊ぶこと、緑に囲まれてリラックスすることは、楽しいだけでなく、身体や精神を整えるうえでもとても重要。外に出ることのメリットと、屋外で過ごす時間を快適にするアイテムの情報を手に入れて、充実したアウトドア計画を立ててみない?